急峻な地形かつ多雨気候である日本は,活発な斜面の浸食,崩壊に伴い多くの土砂が流出します。ダム貯水池における堆砂は,ダムの機能低下や下流河川の環境に大きな影響を及ぼすため,ダムの通砂,排砂システムが整備されています。しかし,このような対策が効果的に推進されるためには,土砂の流出現象を定量的に把握することが重要となります。
本研究では,地理情報システム(GIS)を用いた地形解析,ドローン(UAV)による空撮写真を用いた河川の三次元モデリング,河川の二次元モデルによる河床変動計算などの手法を用いて,山地河川における流出土砂の特性を定量的に評価することを目指しています。
キーワード:UAV、河床変動計算、土砂、3次元モデル、ダム